YOUNG MAGAZINE

こないだ、仕事帰りに中央線で座っていたら、隣に会社員とおぼしき中年女性が座った。

淡いピンクのスカートとジャケット、つやのないショートカットに金縁のメガネをかけ、総務のお局といった感じの彼女は、抱えた少々大きめのバッグから、おもむろにヤンマガを取り出した。えっ?ヤンマガっすか?と心の中で思った。

横目で見ていると、彼女はさすがに巻頭のグラビアページは飛ばしたものの、マンガを最初から律儀に読み始めた。ここでのポイントは、ヤンマガに限らず現代の青年向けマンガ雑誌は、どれもエロテイストのマンガに溢れているということだ。

しかし彼女は、既にエロマンガの粋に達している絡みのシーンや、巨乳ちゃんが見開きで「プルルーン」なんて登場する場面も、淡々とペースを崩さず読み進んでいった。隣で見ているこっちが恥ずかしかったのは、なぜなのだろうか。

そのうち、ページが「頭文字D」にさしかかった。すると彼女は、初めて、ページをめくって読み飛ばしたのだ。エロマンガよりプライオリティが低い頭文字D。女心は複雑ですね。

そういえば1ヶ月位前の新宿駅で見かけた、U70には決して見えないおじいちゃんの手に握られていたのもヤンマガだった。その老人は路上生活者ではなさそうだったので、おそらく自分で読むのだろう。ビキニ巨乳の表紙の雑誌を片手にヨタヨタと階段を昇っていく老人。何かの寓話っぽいけど、そこから導き出されるべき教訓は、私には何も伝わってこなかった。

自分の与り知らぬ所で、世界は確実に変化している…
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  by sinnsirakawaminor | 2007-10-19 23:46 | ひでみつ

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