いまさら攻殻機動隊

先日、友達の家で芋焼酎を飲んでいたら、部屋の隅に漫画「攻殻機動隊」が転がっていたので、懐かしくなりペラリペラリと読んでみたのですが、やっぱりすごいシロモノですね。初出が1989年ですって。時代を先取りし過ぎです。一気に読み終えて、同作品が以降の映画やら漫画やら、SFを始めとするカルチャーシーンに与えた影響の大きさを再認識させられました。

んでも、以前読んだものを、再び時間が経ってから読み返すという作業はいつも、不思議な感覚を呼び起こすものですね。

私がこの漫画と出会ったのは、大学1年生の時、住んでいた学生寮の共同の勉強部屋(その実、文庫本や漫画にあふれていて、大抵勉強にならなかった)だと記憶しています。その頃は「電脳世界」とか「仮想現実」とか言われても、「なにソレ?海産物!?」という感じだったので、私は主に第二章のイントロ部分、主人公・草薙素子が約3ページに渡ってバーチャルセックスに興じる部分だけを一生懸命読んでいた気がします。つーか、私が読む前からそのページだけ開きやすくなっていたんです。皆が一生懸命な時代でした。

その場面は、ネットワークを介して快感を得る「未来のファック」を描写しているので、台詞等にITがらみの専門用語(&造語)が頻発します。IT系の知識を多少有する現在の私には、「おお、こういうことを言っていたのか!」と理解できるのですが、当時のひでみつ青年は、おそらくその内容を微塵も呑み込めていなかったのではないでしょうか。彼(私のことだが)にとって「攻殻機動隊」は、「カラーで3ページ、エロい場面があるマンガ」というポジショニングだったことは想像に難くありません。ある意味いさぎよいとも言えるでしょう。

でも気が付くと、結局この間の晩も、一番一生懸命読んだのは第二章のイントロ部分でした。

そういうことって、あるよね。

                                            ひでみつ
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  by sinnsirakawaminor | 2005-06-07 17:41 | ひでみつ

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